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セキュリティ

ワンタイムパスワード認証とは

    ワンタイムパスワード認証は、インターネットサービスなどを利用する際に、一度だけ使える使い捨てのパスワードを使って本人確認を行う仕組みのことです。

    例えるなら、

    • 普通のパスワード: あなたの家の合鍵のようなもの。一度作れば何度も使えますが、もし誰かに知られてしまうと、勝手に家に入られてしまう可能性があります。
    • ワンタイムパスワード: あなたの家に一時的に誰かを入れるための、その時だけ有効な特別な鍵のようなもの。一度使ったら、その鍵はもう使えません。だから、もし誰かに見られても、次からはもう入れないので安心です。

    なぜワンタイムパスワード認証が必要なの?

    通常のIDとパスワードだけの認証だと、以下のようなリスクがあります。

    • パスワードの使い回し: 複数のサービスで同じパスワードを使っている場合、一つのサービスからパスワードが漏洩すると、他のサービスにも不正にログインされる可能性があります。
    • フィッシング詐欺: 偽のログイン画面にIDとパスワードを入力してしまい、情報が盗まれることがあります。
    • キーロガー: パソコンに仕込まれた悪質なソフトによって、入力したパスワードが記録されてしまうことがあります。

    ワンタイムパスワード認証は、これらのリスクを軽減し、より安全にサービスを利用するために導入されています。

    ワンタイムパスワードの仕組み

    ワンタイムパスワードは、一般的に以下のいずれかの方法で生成・利用されます。

    1. トークン(専用機器): 小さな専用の機器(トークン)が発行され、ボタンを押すと一定時間だけ有効なパスワードが表示されます。
    2. スマートフォンアプリ: スマートフォンに専用のアプリをインストールし、アプリが一定時間ごとに新しいパスワードを生成します。
    3. SMS(ショートメッセージサービス): サービスに登録した電話番号に、ログインのたびに新しいパスワードがSMSで送信されます。
    4. メール: サービスに登録したメールアドレスに、ログインのたびに新しいパスワードが送信されます。

    ワンタイムパスワード認証の流れ(一般的な例)

    1. インターネットサービスにログインする際に、通常のIDとパスワードを入力します。
    2. サービス側がワンタイムパスワードの入力を求めます。
    3. トークンのボタンを押す、スマホアプリを起動する、SMSやメールを確認するなどして、その時発行されたワンタイムパスワードを確認します。
    4. 確認したワンタイムパスワードをログイン画面に入力します。
    5. サービス側で入力されたワンタイムパスワードが正しければ、ログインが完了します。

    初心者向けのまとめ

    ワンタイムパスワード認証は、通常のパスワードに加えて、一度しか使えない特別なパスワードを使うことで、インターネットサービスをより安全に利用するための仕組みです。例えるなら、毎回変わる「一時的な合鍵」のようなもので、もし誰かに見られても、次からは使えないので安心です。近年、セキュリティ意識の高まりから、多くのオンラインサービスで導入されています。利用する際は、サービスの説明に従って、ワンタイムパスワードを取得・入力するようにしましょう。

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